伝染性単核球症[でんせんせいたんかくきゆうしよう]
全身のリンパ節が腫れる
高熱、咽頭炎[いんとうえん]によるのどの痛み、頸部[けいぶ]を主とする全身のリンパ節の腫れが起こり、触ると激しく痛みます。若い人に多くみられる病気です。時に肝臓、脾臓[ひぞう]が腫れることがあり、軽い肝炎[かんえん]を起こすこともあります。
本来はEBウイルスに初めて感染(経口感染[けいこうかんせん])したときに起こる病気ですが、EBウイルスに限らず多くのウイルス感染症で同様の症状を呈します。末梢血液の検査をすると、異型リンパ球というウイルスと闘うために増殖したリンパ球が多数認められるのが特徴です。
伝染性単核球症と診断がつけば、あとは自然によくなる病気なので、熱がつづいても心配はいりません。扁桃炎[へんとうえん]を伴うことが多いのですが、抗生物質は使う必要はなく、特にペニシリン系薬剤に対するアレルギー反応がふだんよりも起こりやすいので注意する必要があります。発熱は1〜2週間つづくことがあり、リンパ節の腫れが完全に消えるのはさらに時間がかかります。肝機能が障害されているときは、それが正常化するまで安静を保つ必要があります。
無理をすると再発することもあります。
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