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タミフルだめならどうする!

医療ライターによる体験報告
●40代の妻が異常行動
 40代の妻が、タミフルによる副作用と思われる異常行動を経験したのは2005年3月のこと。39度を超す高熱を出し、検査でインフルエンザと診断され、タミフルを処方された。
 服用を始めると、翌朝には熱が一気に36度台に下がった。
「すごい効き目! さすが特効薬だね」
 そう喜んだのだが、その後、症状は急転した。ひどい下痢を起こし、夜には嘔吐も始まった。見るからに体力がどんどん落ちていき、浅くしか眠れていないようだった。激しくうなされ、そのうち、悲鳴を何度もあげるようになった。心配で妻を揺り起こすと、「たくさんの人に体を押さえつけられ、体を引っ張られているような悪夢が続いている」と言う。
 翌朝には妻の容体は一層ひどくなっていた。口に入れたものは数分以内で吐いてしまう。水分補給のために水を飲ませようとしたが、それすら吐いてしまうのだ。
 悪夢もずっと続き、「このままどうなってしまうの? 眠いのに眠れない。おかしくなりそう……」と一日中恐怖感を訴える。
 この時点で、私は自己判断でタミフルの服用を中止させていた。あまりに異常な様子に危険を感じたからだ。病院に連れて行こうとしたが、妻は激しく拒絶した。後で確かめると、「拒絶した記憶がない。とにかく誰にも邪魔されず楽になりたかった。眠りたかった」と話した。
 最後は強引に病院に連れて行き、脱水症状を改善するための点滴などでどうにか回復したが……。
「あの時、タミフルを飲み続けていたら、まともな精神状態を維持できていなかったと思う」とは今も妻の口癖だ。もちろん二度と飲むことはないだろう。

●インフルエンザにはこれだ!
 タミフルに匹敵する薬効があり、副作用はほとんどないと評判なのが漢方薬「麻黄湯」だ。
「外房こどもクリニック」の黒木春郎院長は、インフルエンザ患者にタミフル以外の治療方法を検討してきた。理由はタミフルでは治せない症状があり、異常行動以外にも重篤な副作用があるからだという。黒木院長に聞いた。
「38度以上の高熱には、タミフルは効きます。しかし、倦怠感や食欲などの臨床症状は改善しません。特に小児の場合は、インフルエンザ脳症を起こしやすい。耐性菌が生まれやすいという報告もあります。タミフル一辺倒のインフルエンザ対策は、問題なのです」
 そこで黒木院長はインフルエンザ患者に、タミフル単独、タミフルと麻黄湯の併用、麻黄湯単独投与など、さまざまな処方を試みてきた。その結果は――。
「タミフルと麻黄湯の併用だと、タミフル単独よりも臨床症状の改善が早いことがわかりました。麻黄湯単独で投薬2日目に熱が下がるのは、タミフルと同じ解熱効果ですが、行動力や食欲も改善したのはタミフルには見られないもの。麻黄湯はタミフル以上の効果といえます」
 麻黄湯は、麻黄、杏仁、桂皮、甘草の4つの生薬でできている。薬価は漢方薬の中でもとりわけ安く、1日100円もかからない。
「麻黄湯は一般に体力のある人の発熱や、初期の風邪に処方されますが、これまで重篤な副作用の報告はありません。インフルエンザ治療に麻黄湯を組み入れることは、有意義なことです」
 タミフルに不安を持っていた人は、麻黄湯を考えてみてはどうか。


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