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職場高血圧はこうしのぐ

●職場高血圧がヤバい
 春先に最も気をつけなくてはいけないのが“職場高血圧”だ。会社にいるだけで緊張するのに、新しい上司や部下がやってきたり、新しい部署や仕事にかわるなど、異動によってストレスは急上昇する。それに比例して血圧も上がるのだ。自治医科大学循環器内科教授の苅尾七臣氏が言う。
「抜擢人事で出世したのはいいが、ノルマと年上部下にはさまれ、自分でも気がつかないうちに血圧が上がることが多い。逆に後輩に先を越された人もイライラしますから、同様の心配があります。中高年は上の血圧(収縮期血圧)が10上がると、脳卒中のリスクが4割上昇するといわれるので要注意です」

●早朝と夜間の対策
 会社だけでなく、自宅にも危険がいっぱいだ。
「早朝の血圧が高い人は、ちょっとした動作で血圧が急上昇し、脳卒中や心筋梗塞のリスクが高まることがわかっています。朝は動作をゆっくりするよう心がけてください。逆に夜間の血圧が高い人も危ない。寝ている間も血管に圧力がかかり続けるので、その原因となる肥満や睡眠時無呼吸症候群の人は治療すべきでしょう」(苅尾教授=前出)
 朝、昼、晩の血圧を継続的に計測し、自分が一日のうちいつ高くなるタイプかを知り、手を打とう。

●食べ物で“援護”
 職場高血圧になりやすい春は、とくに食べ物にも気をつけよう。せんぽ東京高輪病院の栄養管理室長の足立香代子氏が言う。
「血圧が高い人はカリウム、カルシウム、マグネシウム、食物繊維、タンパク質を増やしてコレステロールなどを減らすよう心がけることです。具体的には、色の濃い野菜や果物、低脂肪の乳製品、魚、大豆、海藻を積極的に取ってください。春なら、旬のキャベツ、タケノコ、ホウレンソウ、サワラなどです」
 カリウムは利尿作用、カルシウムやマグネシウムは血管の収縮や拡張をスムーズに行う作用があるという。

●早めに寝る  
「平均睡眠時間5時間の人は7時間以上の人と比べると、高血圧になるリスクは2倍というデータもあります」(苅尾教授=前出)
 春は早めに床につくことだ。

●心拍数100超す運動
 運動も血圧を下げるにはいいが、コツがある。目黒みどりクリニックの青野治朗院長が言う。
「運動は心拍数が100を超えないと効果がありません。ウオーキングは速足で、食後1時間後に最低10分間、1日30分以上を心がけてください」 以上のことを実行すれば、あなたの血圧もずいぶん安定、春を楽しめるはずだ。



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