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薬なしでも血糖値は下がる

2型糖尿病なら2人に1人は何とかなる

 糖尿病は血糖値のコントロールが重要だ。安易に薬で下げている人も多いが、服薬に疑問を感じている人も少なくない。
 そこで、“薬なし”で血糖コントロールに成功した人の実例を紹介しよう。糖尿病専門医で飯田橋メディカルクリニックの丹羽正孝院長に聞いた。
 Sさん(36歳)は、のどの渇きや倦怠(けんたい)感を強く感じるようになり血液検査を受けた。結果は、過去2カ月の血糖状態を示すヘモグロビン(Hb)A1cが13.6(%)。正常値の4.3〜5.8%を大幅に超えていた。
「血糖値上昇の原因を調べてみると、食べ過ぎによるカロリーオーバーが大きな原因でした。食事はコンビニ弁当だけでは満足できず、おにぎりやサンドイッチをプラス。水代わりにスポーツドリンクを飲むという生活で、まとめ食いによるドカ食いも多かった。それで、きちんと3食に分けて、1食700〜800キロカロリーを守ってもらいました」
 糖尿病の食事療法は、一般に栄養バランスも重視されるが、より大事なのはカロリー制限だという。外食中心のSさんはコンビニやファミレスの表示カロリーを活用し、1カ月後にはHbA1cが10.5に下がり、2カ月後には8.6に。さらに半年後は5.0と、正常値に戻った。この間、体重は7キロ減って、165センチ.83キロになったものの、肥満は解消していない。

「肥満が解消しなくても、血糖値が安定するケースは、けっこうあるのです」
 Eさん(40歳)のHbA1cは当初、13.1だったが、2カ月で5.9に下がり、半年後には5.0を切り4.9に。
「Eさんはかなり酒を飲む人でしたので、まず禁酒してもらい、食事は1食600〜700キロカロリーでスタートし、2カ月目から30分のウオーキングを加えました。HbA1cが高いときは、運動で逆に血糖値が上がることがある。運動はA1cが8.0を切ってからです」
 ウオーキングは一般に1万歩が推奨されるが、内勤のサラリーマンには至難の業。もっと現実的な数字を目標にすべきだという。
「1カ月ほど万歩計をつけて、1日に歩く大ざっぱな歩数を調べます。その平均値プラス2000歩が現実的な目標。より遠い乗車駅を利用したり、バス代を浮かして歩いたりして、歩数をかせぎ、目標達成を目指すのです」
 食事も運動も、人それぞれに合ったやり方がよく、シビアではない。
「杓子(しゃくし)定規に厳しい食事制限や運動を勧めても、サラリーマンの生活範囲で実行できなければ意味がありません。糖尿病になるまでの過程をつぶさに調べて、原因を突き詰めれば、それに応じた食事制限や運動で血糖値は着実に下がる。一般に内服治療対象になるHbA1c10以上の人でも、食事や運動に原因があれば薬は不要。臨床感覚では、2型糖尿病の人の2人に1人は薬なしで何とかなります」
 合併症があったり、1型糖尿病の場合は、薬やインスリンが必要だが、そうでなければ薬とオサラバできる可能性があるのだ。


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