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“隠れ油”たっぷりの食品


 多くの人の食生活が、知らぬ間に“油漬け”になっているのをご存じか? 市販の揚げ物はもちろん、せんべいなど身近な食品も、安い素材をおいしく感じさせるため、大量の油(脂質)が使われているのだ。実際、日本の食用油脂の需要量は15年で約2倍に増えている。油の過剰摂取は肥満や心筋梗塞などのリスクを高めるといわれる。「そんなに油が含まれていたなんて知らなかった」では手遅れになる!

 国民生活センターが発表したデータに、ギョッとした人が多いのではないか。大手スーパーや総菜屋、とんかつ専門店など18社が販売する揚げ物40品目を調べたところ、1食分で1日に取るべき脂質量と同じ量を含んでいるものが複数あったのだ。
「あるスーパーのコロッケは、2個で脂質量が43グラムもありました。厚労省が定めた食事摂取基準によると、1日当たりの脂質量の目安は、30〜49歳の男性で59〜74グラム。摂取基準を守ろうとすれば、その日はパンにバターを塗っても、サラダにドレッシングをかけても過剰摂取になる計算です」(国民生活センター商品テスト部の吉田梨沙氏)
 もちろん、この手の揚げ物は、食べ過ぎると体に良くないだろうとはわかるが、厄介なのは意外な商品に油が多く含まれていることだ。管理栄養士の幕内秀夫氏が言う。
「安い食材をおいしくするには油が欠かせません。油は舌を通して脳を刺激することで、食べ物にうま味やこくを与えるからです。これを利用して、値段の安い焼き肉屋の肉は、大量の食用油で味付けしていますし、せんべいなども油などを使うケースが少なくないのです」

 こうした“隠れ油”たっぷりの食べ物は他にもある。市販の弁当やおにぎりなどに使われるおコメの中には、つやとしっとり感を出すために「サラダ油」が利用されているものもあるし、値段の安い“ネギトロ”は植物脂とよく混ぜ合わせ、色の良くないマグロをネギトロ風のピンク色に“変身”させることもあるという。
「干物や海苔に使われている場合もあります。また、お酒のおつまみに中高年が好んで食べるピーナツ入りの乾き物にも油が使われています」(幕内氏=前出)
 では、“隠れ油”が使われている食品はどのようにしてチェックすればいいのか。
「食品のラベルを見ればわかります。食品添加物の欄に、植物脂、加工油などと書かれています。残念ながら外食だと、使われている油の量は正確にはわかりません。ただ、店舗の立地条件や内装から見て、値段が異常に安い場合は、素材を落として油で味をカバーしていることも考えられるのです」(幕内氏=前出)
 以上のことを参考に、“隠れ油”食品を避けていけば、“油漬け”の食生活から脱出。生活習慣病のリスクもぐんと引き下げることができるのだ。


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