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糖尿病 危ない季節もへっちゃら

知れば必ず役に立つ

●肥満手術
 糖尿病治療のひとつとしていま注目を集めているのが「肥満手術」だ。
「この春初めて日本で、糖尿病と肥満手術をテーマにした学会が開かれます」(100例近く肥満手術を行ってきた下都賀総合病院・川村功病院長)
 肥満手術は、(1)胃縮小や胃をバイパスで小腸に直接つなぐなどを手術で行う(2)それによって、エネルギー摂取が減り消化吸収が弱まる(3)結果的にやせる――というもの。平均30%近くの減量ができ、リバウンドがない。
「肥満手術は糖尿病治療に非常に効果があります。99人を対象にした調査によると、血糖値が正常値を超えている人が、術前は69%だったのが、術後1年で10%に減りました。海外の報告ですが、最も新しく登場した手術法に限れば、97.9%の人が糖尿病が改善されました。インスリン注射をやめられた方もいます」
 川村院長は適応患者を「BMI35以上で、糖尿病、高血圧、高脂血症、睡眠時無呼吸症候群などが認められる」としているが、「糖尿病治療としてBMIが低い患者に肥満治療を行ったという報告もあり、今後はBMI35未満の患者も対象になる可能性もある」と言う。

●最新薬
「夢のような新薬」という声もあるのが「GLP―1誘導体」だ。
「日本では治験中ですが、すでに発売された米国では爆発的ヒットになっています。この薬のメリットは、低血糖を起こしにくい、体重減少効果がある、量の調節が簡単の3つで、従来の糖尿病治療が抱える問題をすべてクリアしている。さらに、インスリンを分泌するβ細胞(すい臓のランゲルハンス島にある)の機能を復活させるという動物実験の結果もあり、これが“夢”といわれる理由です」(天理よろづ相談所病院内分泌内科・石井均部長)

●新治療法
「かつては“糖尿病治療はギリギリまで血糖降下剤を使う”が主でしたが、今は“血糖降下剤でHbA1cが8未満まで下がらなかったら、血糖降下剤を飲みつつ、夜だけインスリン注射を打つ”が行われる。これによって、血糖コントロールが容易になり、さらにすい臓の衰えをゆっくりにできるのです」(東海大学東京病院・片岡邦三講師)

新型の糖尿病
 新たな糖尿病の「型」を認知しようという動きが出ているという。
「緩徐進行1型です。最初は2型のような症状で食事療法などでいったん改善しますが、だいたい1年後くらいから血糖コントロールができなくなり、最終的に1型になる。30代以上の男性、太っていない、家族歴がない、という人が多い。早く緩徐進行1型と分かれば、すぐにインスリン注射の治療に切り替え、β細胞の破壊を遅らせることができるのです。この型を知らない医師も少なくありません」(片岡講師)
 特定の検査で緩徐進行1型か、あるいは1型や2型かが分かるという。


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