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B型肝炎は、危ない!

“克服された病気”のはずが強毒化

 日本で肝炎というと、潜在患者150万人のB型肝炎と同200万人のC型肝炎が主流だ。これまではC型肝炎の方が慢性肝炎になりやすく恐れられてきたが、最近は“危ないB型”が見つかり問題になっている。どちらかというと安全だと思われていたB型が、なぜ強毒化したのか。予防法はあるのか。武蔵野赤十字病院消化器科・泉並木部長に聞いた。
「B型肝炎は従来、母子感染を主な経路としてきました。その治療法が確立し、“克服された病気”と考えられていましたが、慢性肝炎になりやすいウイルスが見つかって、警戒が必要になっているのです」
 よく知られるA、B、C型などの肝炎はウイルス性で、それぞれのウイルスが感染することで発症する。自然治癒するケースと、急性肝炎を放置して慢性肝炎となるケースがある。C型の慢性化率は7割で、B型のそれは1割。残りは自然に治るだけに、これまでC型の発見、治療に重きが置かれていたのだが、にわかに現れた“危ないB型肝炎ウイルス”とはどんなものなのか。
「従来日本では見られなかった欧州由来のウイルスで、ここにきて日本国内で感染を広げているのです。肝炎の症状は、ウイルスの種類によって違いはなく、発熱や倦怠感、食欲不振、黄疸など。いずれも風邪のような症状で見過ごしやすいですが、放置してはいけません。従来の日本のB型肝炎ウイルスだと、急性肝炎の症状は1カ月で治りましたが、欧州由来ウイルスは、2カ月は続く。しかも慢性化率が、従来の2倍の2割に上るという報告もあるのです」
 では、どうすればいいのか。何に気をつければいいのか。
「B型肝炎の感染経路として多いのは、性交渉です。少し前は、欧州由来のウイルスは、同性愛など極端なケースに限られていましたが、東京や大阪、名古屋などの都市部では最近、普通の異性愛や風俗などでも見られるようになっています。都市部ではかなり広がっているとみていいでしょう。不特定多数の異性関係のある人や、風俗店の女性と関係を持った人などは要注意です」
 武蔵野赤十字病院では、B型肝炎による急性肝炎で受診する人の半分が欧州由来のウイルスだという。心当たりのある人は肝臓科や消化器科などの専門医を受診すべきだ。慢性肝炎をさらに放置すると、劇症肝炎になり、生死にかかわる恐れがあるという。


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