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かぜ症状と病型


普通感冒[ふつうかんぼう]
かぜ症候群の中で、普通感冒はもっとも軽いもので、2〜3日で治ってしまうものを指します。主としてライノウイルス、パラインフルエンザウイルスによるものです。おかされるのは上気道(鼻、のど)で、鼻水が多くなったり、鼻詰まりが起きたり、のどが痛くなったり、微熱が出たりする程度のものです。

ウイルス性咽頭炎[ウィルスせいいんとうえん]
これに対し、ウイルス性咽頭炎(非細菌性咽頭炎)と呼ばれるものは、主としてアデノウイルスの感染により起こるもので、のど(咽頭)を中心に炎症がみられます。そのため、のどに変な感じを覚えたり、のどが赤くなったり、首のリンパ節が腫れたりします。時には皮膚に発疹[ほつしん]がみられます。38℃程度の熱が出て、頭痛がし、からだがだるく、食欲もないなど全身的な症状が出る場合もありますが、通常は、3〜5日で治ってしまいます。

咽頭結膜熱[いんとうけつまくねつ]
同じアデノウイルスによるもので、咽頭結膜熱と呼ばれる病気もあります。ウイルス性咽頭炎に似ていますが、濾胞性結膜炎[ろほうせいけつまくえん]という目の病気を併発する点が違いますし、こちらのほうが一般に発熱、咽頭痛などの程度が強いことが知られています。

この病気は散発的に起こることもありますし、集団流行する場合もあります。主として学童や生徒などの間に流行します。また、夏にプール内での感染により流行することがあり、プール熱とも呼ばれます。この場合は、特に結膜炎による目の症状が重く、目の充血がみられます。

油断してはいけない心配なかぜ


二次感染が起きてしまう
かぜ症候群の中の普通感冒[ふつうかんぼう]は、2〜3日で治ってしまいます。ただし、すでに気管支あるいは細気管支[さいきかんし]に慢性の病変をもっている人では注意が必要です。病変が急激に悪化して、空気の通り道である気道が狭くなり、息を吸い込んだり、吐き出したりすることに障害が生じるため、息苦しくなることがあります。

また、このような慢性の病気をもっていない人でも、ウイルスが感染したことによって、気管支の粘膜上皮がはげ落ちてむき出しになったところへ、新たに細菌(肺炎球菌、黄色ブドウ球菌、インフルエンザ菌など)が感染を起こすことがあります。これは二次感染または混合感染と呼ばれる状態で、色のついた汚いたんが増えたり、熱がつづくことがあります。

かぜの合併症
もっとも恐ろしいかぜの合併症に、コクサッキー群ウイルスによる心弁膜炎[しんべんまくえん]、心筋炎があります。これは、先に述べたウイルス性咽頭炎と似たような症状が出た後、1〜4週間後に、動悸[どうき]や息切れなど心臓の病気を思わせる症状が加わってきます(実際に心電図をとってみると、心筋障害を示す所見が得られます。また聴診してみると、心臓の雑音が聞かれます)。このようなときにはただちに入院する必要があります。

かぜ治療は安静、保温、栄養が基本


かぜを起こすウイルスに直接効く薬はないと考えてよいでしょう。ですから、かぜをひいてしまったら、安静、保温、栄養の3原則を守ってなるべく早く治るよう心がけることがもっともよい対応といえます。安静は、なにも一日中じっと床の中に入っている必要はなく、居間でくつろいで、好きなテレビ番組を見たり、軽い読みものを読んでもかまいません。

冬なら、部屋全体を適温に保つ工夫が大切で、寒い部屋の中で手足だけをこたつで暖めている状況は好ましくありません。汗が出て下着が湿っぽく感じられるときには、暖かいところで、肌着を取り換えることも必要です。そうしないと、肌着にしみ込んだ汗が蒸発するときに熱を奪い、からだが冷えてよくありません。

食事内容は、栄養価の高いものにこしたことはありませんが、かぜのときにはたいてい、胃や腸のはたらきも鈍っていますので、何も無理して多く食べる必要はありません。食欲と嗜好[しこう]に応じて、栄養のバランスを考え、3食をきちんと食べればよいでしょう。ただ、発汗のため、からだの中の水分が不足がちになるので水分を十分にとるよう心がけることが大事です。ビタミンなども期待できる果汁や緑茶などはこの目的にかなった飲み物といえます。

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