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過敏性肺炎


抗原の違いにより多くの種類がある
有機塵[ゆうきじん]あるいは無機塵をくり返し吸入すると、これが抗原となって、人によってはアレルギー反応が起こります。過敏性肺炎は、その結果、肺の間質[かんしつ]にびまん性の肉芽腫性[にくげしゆせい]の病変が起こる病気です。抗原の違いにより多くの種類が知られていますが、代表的なものには夏型過敏性肺炎、空調病、加湿器病、農夫肺、鳥飼病[とりかいびよう]などがあります。

【夏型過敏性肺炎】
わが国の過敏性肺炎の7割を占め、湿気が多く風通しの悪い場所にあるカビた床板や畳、さらには室内飼育の小鳥のふんなどに増殖したある種のカビの胞子が原因となります。このカビは高温、多湿で増えるため、発症時期は5〜10月であり、一般的に冬にみられないのが病名の由来です。

大掃除をした後など、時に家族性に急に発熱、せき、息切れで発症します。

症状は、環境を離れて入院するだけでも自然によくなりますが、症状が強い場合には、副腎皮質ホルモン薬が用いられ、よく効きます。

【空調病、加湿器病】
空調施設の冷却水や加湿器の水が、カビや細菌によって汚染され、これらが原因抗原となって発症します。急性型の症状は、夏型過敏性肺炎と似ていますが、徐々に起こる亜急性型では慢性気管支炎様の持続するせき、たんがみられます。

冷暖房を必要とする時期のみに、これらの機器の使用に関連して起こります。家庭の機器によるときは、旅行などで家を離れると症状がよくなり、帰宅すると再発することがあります。職場の機器による場合は、休日は調子がよく、出勤するとその日の夕方から症状が現れるという特徴があります。

予防は、貯水タンクやフィルターを含めた機器の掃除や消毒を頻回に行うことにつきます。

【農夫肺】
サイロなどに蓄えた枯草や穀類についた、カビの胞子を農夫が吸入することによって起こります。慢性化すると治りにくくなります。

予防には、枯草・穀類の乾燥、貯蔵場所での換気の注意、作業中の防塵[ぼうじん]マスクの着用などが考えられます。

【鳥飼病[とりかいびよう]、愛鳥家病】
セキセイインコ、ジュウシマツ、ハトなどの排泄物[はいせつぶつ]や羽毛が抗原となって発症します。家庭でこれらの鳥をおもに世話している人に起こります。ベランダに集まるハト、近所にあるハト小屋、羽毛ぶとん、家庭菜園での鶏ふん肥料などによって発症する例もあります。



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