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COPDの治療


最初の治療は禁煙
COPDは、いったん発病すると非可逆的であり、内科的治療法では根治は不可能です。したがって、病気の進行を遅らせることが最大の課題になります。そのための治療法はいろいろありますが、もっとも有効なものは禁煙です。

禁煙を実行することにより、COPDのみならず、さまざまな病気にかかる確率が低下します。

また、すでにCOPDにかかっている方も、その進行を遅らせることができます。1秒量は、喫煙の有無にかかわらず、加齢とともに減少していきますが、喫煙者も、禁煙した時点から、その減少速度も鈍くなります。

COPDの薬物療法
日本呼吸器学会では、「COPDの診療ガイドライン」を作成して、病期別あるいは重症度に応じた治療や管理法の指針としています。

薬物療法は呼吸困難を軽減して、運動能力を高めることを目的としています。そのためには、気流閉塞[きりゆうへいそく]の改善、呼吸筋力の向上、気道クリーニングの効率化に役立つ薬物を使用します。

原則的には各病期に対応するステップ1〜3を選択して、治療を開始することになります。症状の改善が十分に得られない場合には、次のステップに進みます。

治療法を選択する場合には、常に主治医の指示に従ってください。

COPD、特に慢性気管支炎型の場合、喀痰[かくたん]の量が増加し、粘稠[ねんちゆう]になることが知られています。そこで、ムコソルバン、ムコフィリン、ダーゼン、ムコダインなどの去痰薬[きよたんやく]を使用します。

COPDの急性増悪のおもな原因として、気道・肺感染症があります。

インフルエンザワクチンの高齢者における感染防止効果は、30〜70%と若年者に比べて低いのですが、重症感染症による死亡率は、50〜70%に減少します。したがって、毎年、秋には、ワクチンを接種したほうがよいでしょう。

肺炎球菌ワクチンは、現在、感染の原因となる菌型の80%以上を含む多価ワクチンが使用できます。1回の接種で5〜10年の効果が期待できます。



重症になったら酸素療法が必要
COPDに有効な治療法を全て行っても、低酸素血症または低酸素症が継続する場合には、酸素療法を開始しなければなりません。

長期の在宅酸素療法(home oxygen therapy:HOT)は、生命予後を改善し、肺高血圧症と肺性心の発病や進行を阻害します。また、運動時や睡眠時の低酸素血症を改善し、うつ状態や精神神経機能の改善をもたらします。これらの結果として、入院治療の必要性を低下させます。




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