特定心筋症(二次性心筋疾患)
特発性心筋症は原因不明の心筋の病気ですが、病因やほかの病気との関連が知られている心筋症は、特定心筋症(二次性心筋疾患)として分類されます。
病因としては、(1)感染症(各種ウイルス、ジフテリアなど)、(2)代謝性(甲状腺機能異常[こうじようせんきのういじよう]、副腎皮質機能不全などの内分泌疾患、脚気[かつけ]などの栄養障害、アミロイドーシス、遺伝性代謝異常など)、(3)全身性系統疾患(全身性エリテマトーデス、強皮症[きようひしよう]、サルコイドーシスなど)、(4)遺伝性家族性疾患(筋ジストロフィーなど)のほか、(5)アルコール、薬物や放射線によるものなど、原因は多岐にわたります。
治療は、もとになる病気の治療が中心となります。これらの中でウイルス性心筋炎が慢性化したものやアルコール性のものなどは、拡張型心筋症と鑑別困難な場合が少なくありません。
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