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心房細動、心房粗動

心房細動


心房細動は、期外収縮に次いで多くみられます。心房の各部分が電気的に統一を失って、まったく無秩序に細かく動いている状態の不整脈です。この際の脈拍は大小不同で、まったく不規則であり、これを絶対性不整脈といいます。

一過性のものと、持続的なものがある
心房細動には、一過性に出て自然に治ってしまうもの(発作性心房細動)と、持続的なものがあります。

自覚症状として、一過性の心房細動では、発作が起こったときには動悸[どうき]や胸苦しさを感じますが、一般には脈が不規則なこと以外に自覚症状を感じない場合が多いものです。

持続性のものは心電図で確認できます。しかし、発作性の心房細動では、長時間記録心電図検査をして、発作を起こしたときの心電図が記録されて初めて診断される場合があります。

多くは原因となる心臓病をもっている
心房細動には、心臓そのものに欠陥や病気がなく、原因不明のものもあります。しかし、多くは原因となる心臓病のある人に起こってきます。心臓弁膜症、特に僧帽弁狭窄症のほか、心臓のはたらきが低下するさまざまな心臓病も、その原因となります。また、甲状腺機能亢進症[こうじようせんきのうこうしんしよう]の際も心房細動を起こすことがあります。

心房細動で頻脈がつづくときは、心臓の血液拍出量が減少しており、過労、感染症などをきっかけに、心不全に陥りやすいので、注意を要します。また、心房が正常な収縮をしないために、心房内の血液が固まり、血栓[けつせん]をつくりやすくなります。この血栓がはがれて血流に乗り脳動脈をふさぐと、脳梗塞[のうこうそく]を起こして致命的となる場合があります。最近、心房細動で無症状の脳梗塞を起こしている例の少なくないことが注目されています。

心房粗動


心房粗動では、心房細動が不規則に小刻みな動きをするのと違い、心房は規則的に1分間に220〜350、電気的に興奮するものです。この電気的刺激の一部が心室に伝わり、脈はほぼ規則的になるので、心電図をとらないと、診断がつきません。

ほとんどは心臓病が原因となって起こる
心房粗動は、そのほとんどが器質的な心臓病が原因で起こるため、まず原因に対する治療が必要となります。心房粗動で、その興奮が頻回に心室に伝わると、心室性頻拍症と同じことになり、心室細動に移行する恐れがあるので、心房粗動はすみやかに治療する必要があります。


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