心臓の腫瘍
心臓原発性の腫瘍は、ほかの臓器に比べ、まれなものです。心臓の腫瘍には、良性と悪性があります。
良性でもっとも多いのは、粘液腫[ねんえきしゆ]です。粘液腫は大部分が左心房内に生じます。良性とはいっても、それは組織学的な問題で、実際には僧帽弁狭窄症[そうぼうべんきようさくしよう](右心房にできれば三尖弁狭窄症[さんせんべんきようさくしよう])に似た病態を呈するので、手術して除去する必要があります。現在は、超音波心臓検査法で容易に診断できます。
心臓の悪性腫瘍は、きわめてまれなものです。なお、心臓や心膜にほかの臓器の悪性腫瘍(特に肺がん)が転移することがあります。
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